トマトが赤くなれば医者が青くなる」という言葉があるほど栄養価が高いトマト。
トマトは栄養価が高いだけでなく美容やダイエットでも活躍する万能な食べ物です。
単体で食べても良いですがトマトの効果が一番発揮されるのが「トマトジュース」として飲んだ時です。
今回はトマトジュースの効果やおすすめの飲み方などを紹介します。
トマトジュースが生のトマトより優れている理由
リコピンが効率的に摂取できる
トマトはジュースにすることでリコピンの接種効率が大幅に上がります。
トマトLサイズ2つ分(約500グラム)のリコピンをトマトジュースであればコップ1杯分で接種することが可能です。
リコピンの効果
肌へのダメージを防いで切れる
トマトは紫外線から身を守るためにリコピンを蓄えていますが、そのトマトが蓄えたリコピンは人の身体でも作用し紫外線による肌へのダメージを防いでくれる効果があります。
老化を防いでくれる
身体や肌を老化させたり、病気を引き起こしたりする「活性酸素」の働きを防ぐ効果が期待できます。
メラニン生成を抑える
紫外線によって生成する効果が期待できます。
メラニンはシミのもとになる物質で皮膚は紫外線による活性酸素や加齢の影響によりシミやシワができて張りが無くなっていきます。
肥満解消・血管の老化予防が期待できる
リコピンを継続的に摂ることで体内の血中HDL、善玉コレステロールを増やし中性脂肪が肥満細胞に蓄積されるのを抑える作用も期待できます。
さらにリコピンには強い抗酸化作用があり血管の老化を防いでくれる効果もあります。
そのため動脈硬化の予防や、血圧の改善、血糖値を正常に保つという働きが期待できます。
トマトジュースの以外な効果
ダイエット効果がある
夜に活性化する成長ホルモンにリコピンの働きが加わることで代謝がアップします。
トマトジュースを飲んだからと言ってすぐには効果が出るものではありませんが、ゆっくりと着実に体重を減らしてくれるのでダイエットがしたい方はおすすめです。
便秘改善
トマトには水溶性食物繊維であるペクチンという成分が豊富に含まれています。
ペクチンには毒素を排出する効果が期待できるので便秘に悩んでいる方は改善につながるかもしれません。
二日酔いの緩和
トマトジュースが血中アルコール濃度を下げたり、アルコールを分解する酵素の働きを助けてくれる効果があるため飲み会の日や翌日に大切な用事がある場合はトマトジュースを飲んでおくと翌日の二日酔いを緩和できるかもしれません。
アレルギーの緩和
トマトジュースを飲むことで直接的にアレルギーが改善するわけではありませんが、トマトジュースの効果で腸内環境が整うことによって免疫力がアップします。
その結果、アレルギー症状の緩和が期待できるといわれています。
トマトジュースの効率的な飲み方
飲むタイミング
リコピンが最も効率よく吸収され血中濃度が高くなるのが朝といわれています。
朝に飲むことでリコピンの抗酸化作用を一番強く発揮する可能性が高くなります。
飲む量は1日コップ1杯(200ml)が適量です。
健康のためと飲みすぎると糖質や塩分、カリウムなどの過剰摂取になってしまい逆に健康に悪い影響をもたらすので注意しましょう。
オリーブオイルと組み合わせる
トマトに含まれるリコピンは油に溶けやすい性質を持つため、油と一緒に摂取するのが良いといわれています。
組み合わせる場合は特にオリーブオイルの相性がよく、トマトジュース200mlとオリーブオイルを大匙1/2をマグカップに入れて電子レンジで1分半くらい加熱して作るスープにするのがオススメです。
腎臓機能が低下しているときのトマトジュースは危険
トマトにはカリウムが多く含まれているため腎臓が弱っているときにトマトジュースを飲むと、カリウムをうまく尿中に排出できず、身体に蓄積されてしまうため腎臓の機能が低下している人は、医者や栄養士に相談して飲んだ方が安全です。
さいごに
トマトジュースが健康に与える効果について紹介しました。
トマトそのものを食べるよりジュースにする方が健康に良いとは驚きですよね。
いくら健康に良いとはいえ飲みすぎは良くありませんが、定期的に摂取することで健康や美容に役立つものですのでなるべく生活に取り入れていきたいですね。