「最近なぜか太りやすい」
「食事を減らしてるのに痩せない」
こんなことを感じている方がいたら、それは「代謝が落ちている」ことが原因かもしれません。
「代謝って何?」
「代謝が落ちると何がダメなの?」という方は最後までお付き合いください。
代謝とは
代謝は食事などから身体に取り込んだ栄養をエネルギーに変えて、生成したエネルギーを使って筋肉や骨などを生成・修復し、不要物を排出する機能のことです。
代謝が悪いとどうなるか
疲れやすくなる
食べ物からエネルギーを取り出すことが難しくなり、身体が必要とするエネルギーを供給できずに普段よりも疲れやすい状態になります。
太りやすくなる
代謝が悪いと食べたものをエネルギーとして燃やすスピードが遅くなるため、
脂肪が燃焼されず太りやすくなる傾向があります。
糖尿病などのリスク
代謝が悪いと体内の物質がうまく処理されず、身体に悪影響を及ぼす可能性がありあmす。
例えば、脂質や糖質が代謝されないことによってコレステロールや血糖値の上昇、糖尿病などのリスクにつながります。
体調を崩しやすくなる
代謝が悪いと体の免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下すると、風邪などをの病気にかかりやすくなります。
代謝を悪くする生活習慣
食事の時間が不規則
決まった時間ではなく不規則な食生活をしていると太りやすい傾向にあります。
毎日同じ時間に食事をしている場合は、身体が「定期的に栄養が入ってくるため栄養を蓄える必要はない」と判断して代謝しますが、不規則な食生活を送った場合「次に栄養が入ってくるタイミングがわからないからエネルギーをためておこう」と身体が判断し代謝が悪くなっていきます。
特に朝食を抜くのがよくないといわれています。
朝からエネルギーを補給しないと、自分の身体に「エネルギーを節約しろ」という命令を脳がだしてしまします。
そうなるとカロリーがゆっくり消費されることになり結果として代謝も悪くなります。
睡眠不足
慢性的な睡眠不足も問題です。
睡眠時間が少ないと身体を動かす気になりにくいことから運動量が減り、カロリー消費も少なくなるといわれています。
寝不足の状態が続くと安静時に身体が使うエネルギー量も減るため、結果として代謝が落ちてしまいます。
過度な食事制限
食事制限のし過ぎも代謝を悪くする原因の一つです。
消費するカロリーより食べたカロリー量の方が多ければ当然痩せることはありませんが、カロリーを摂らないのも問題で身体が飢餓モードに入ってしまいます。
身体が飢餓モードになるとエネルギーを節約するため代謝率を下げるようになっていますので過度な食事制限もしないようにしましょう。
長時間同じ姿勢でいる
20分程度同じ姿勢のままでいると代謝の抑制が始まるといわれています。
特に座ったままの状態だと代謝が悪くなりやすい傾向にあります。
デスクワークをしている方はずっと座りっぱなしにならないように、こまめに立ち上がったりストレッチをしておくのがおすすめです。
難しい場合は休憩時間に散歩をするのも良いですね。
カルシウム不足
骨の源になるといわれている『カルシウム』。
意外なことにカルシウムが不足することで代謝自体も悪くなるといわれています。
カルシウムはカロリーを消費すべきか脂肪として蓄えておくべきか判断するという、脂肪代謝の調節における重要な役割を担っている栄養素です。
代謝を上げたいのであればカルシウムは定期的に摂りたいところですね。
カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品。骨ごと食べられる小魚、豆腐、納豆などに多く含まれています。
日本人は特にですがカルシウムが不足しがちといわれているので意識的にカルシウムは取るようにしたいですね。
水分不足
代謝を行うためには水分が必要不可欠ですが、代謝が悪いと感じる人ほど水分不足になっているといわれています。
水分は定期的に摂らなければ意味がなく、大量に飲んでもそのほとんどが大量に細胞に吸収されず排出されてしまいます。
「のどが渇いた」と感じる時には、すでに身体は水分不足になっている状態ですので『起床後』『食事中』『入浴前』といったようにこまめに水分をとるのが大切になってきます。
さいごに
「代謝とは何か?」「代謝が悪くなるとどうなるのか?」というものをまとめてみました。
肥満気味の方や最近疲れやすいと感じている方は、今日から代謝を意識して生活するようにしてみましょう。